2010年12月現在の最新サーバインストール手順 rcssserver3d-0.6.4のインストール †はじめに †本記事は,人工知能学会誌25巻2号記載の「ロボカップサッカーシミュレーション3Dサブリーグのしくみとエージェント開発」付録を元に作成しています. 上記リンク先ではpdf未公開となっていますが,連絡頂ければ校正原稿をお渡しできます. 連絡先: 中島 智晴 (nakashiあっとcs.osakafu-u.ac.jp) インストール手順 †3Dサーバ (バージョン 0.6.4) をUbuntuにインストールする手順を示す. インストールは,
の順で行う.まず,サーバのソースコードを入手する. ソースコードは,simsparkのSourceforgeプロジェクトのwebページからダウンロードできる. 必要なファイルを以下に示す. 次に,3D サーバのコンパイルに必要となるパッケージのインストールを行う. パッケージのインストールは次のようにして行う. $ sudo apt-get install (パッケージ名) 以下に必要なパッケージを示す. g++ cmake ruby ruby-dev libboost-dev libboost-thread-dev libboost-regex-dev libode-dev libfreetype6-dev libdevil-dev libsdl-dev サーバマニュアルを作成するためにはこれ以外に以下のパッケージが必要である. imagemagick texlive-latex-base texlive-latex-recommend texlive-latex-extra texlive-fonts-recommend API ドキュメントを確認したい場合は,以下のパッケージをインストールしておく. doxygen 次に,simspark をコンパイル,インストールする. コマンドラインで simspark-0.2.1 の展開先のディレクトリに移動して,以下のコマンド操作を行うことでインストールできる. $ mkdir build $ cd build $ cmake .. $ make $ (sudo) make install 初期設定では,サーバは/usr/local/以下にインストールされる. インストールオプションを変更する場合は,cmake 実行後に以下のコマンドによって編集できる. $ ccmake . ↑インストールオプションの編集 例えば CMAKE INSTALL PREFIX を編集する事で,インストール先の変更ができる. また,マニュアルや API ドキュメントの生成は,それぞれ以下のコマンドで行える. $ make pdf $ make doc 最後に,rcssserver3d のコンパイル,インストールを行う. 展開先のディレクトリに移動して,下記のコマンド操作でインストールできる. $ mkdir build $ cd build $ cmake .. $ make $ (sudo) make install なお,インストール先の変更,ドキュメントの生成なども simsparkと同様に行うことができる. rcssserver3d のインストールが完了すれば 3D サーバが利用可能になる. 3D サーバおよびモニタは,下記のコマンドで起動できる. $ rcsoccersim3d また,サンプルエージェントは下記のコマンドで起動し,サーバに接続される. $ rcssagent3d モニタ上で K キーを入力する事でキックオフとなり,エージェントが動作していればインストール成功である. |